ネットワーク
🎯 学習目標
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ネットワークの基本概念の理解
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パブリックとプライベートネットワークリソースの違い
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仮想プライベートゲートウェイの役割と仕組み
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VPN とその実際の使用シナリオ
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AWS Direct Connect の利点
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ハイブリッドデプロイのメリット
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IT戦略におけるセキュリティの多層防御
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お客様が AWS にアクセスするサービスの理解
AWS への接 続
🔹 Amazon VPC(仮想プライベートクラウド)
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AWS 上に論理的に分離されたネットワーク空間を作る
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パブリック/プライベートのリソースをサブネットで分けて管理
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IPアドレス範囲・ルーティング・セキュリティルールを自由に設定
🟦 コーヒーショップの例
- レジ係=パブリックサブネット
- バリスタ=プライベートサブネット
- お客様はインターネットゲートウェイ(IGW)を通じて店に入る
🔹 インターネットゲートウェイ(IGW)
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VPCとインターネットを接続する“玄関ドア”
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パブリックリソースに必要(例:Webサーバー)
🔹 仮想プライベートゲートウェイ(VGW)
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オンプレミス ⇔ AWS間のVPN通信を可能にする
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セキュリティ重視のプライベート接続
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暗号化されたトンネルを通って通信
🟧 例え:守られた秘密の通路(=VPN)
- 他の利用者も通るが、自分専用のボディーガード付き
VPN(仮想プライベートネットワーク)は接続の仕組みの名前で、VGW(仮想プライベートゲートウェイ)はその中の部品です。
☕ 例え話で説明(コーヒーショップ)
- あなたの会社(家)とAWSのVPC(コーヒーショップ)を秘密の通路(VPN)でつなぎたい。
- この秘密の通路を作るには、両側にドアが必要です。
| 場所 | ドアの名前 | 役割 |
|---|---|---|
| AWS側(VPC) | VGW(仮想プライベートゲートウェイ) | AWSの入り口になる |
| 自分の会社 | CGW(カスタマーゲートウェイ) | 自社ネットワークの出口になる |
| 通路そのもの | VPN接続 | この2つのドアをつなぐ、暗号化された秘密の通路 |
💡つまり
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VPNは「どうやってつなぐか」の方法。
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VGWは「AWS 側の接続口」。
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VPN を使うときは VGW が必要。
🔹 AWS Direct Connect(専用線接続)
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データセンターと AWS を物理的に接続
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VPNと違い、公道(インターネット)を通らず、遅延や混雑が少ない
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規制対応や安定した帯域を求める企業に最適
🟨 例え:自宅と店をつなぐ“秘密の直通通路”
🛠 ハイブリッドデプロイとは?
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オンプレミス環境とクラウドを統合した構成
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柔軟性・拡張性・コスト効率を向上
🛡 IT セキュリティの多層防御(Defense in Depth)
- VPC セキュリティグループ・NACL(ネットワークACL)・IAM・暗号化などを重ねて防御